Jリーグ1部(J1)の名古屋は14日、かつて同チームの中心選手として活躍したドラガン・ストイコビッチ氏(42)に、来季の新監督就任を打診していることを明らかにした。セフ・フェルフォーセン現監督(60)は今季限りで退任する。今後条件を詰めた上で、正式に就任を要請する。
名古屋はフェルフォーセン監督の続投も視野に入れながら、来季のチーム体制を検討していた。しかし、同監督が「今後は家族と過ごしていきたい」と退任を決意したため、候補をストイコビッチ氏に絞った。福島義広チーム統括本部長は「ストイコビッチ氏は候補の一人」としながら、「戦うチームに変革してくれるカリスマ性と期待値がある」などと話した。
ストイコビッチ氏は旧ユーゴスラビア出身で1994年に名古屋入り。95年にJリーグMVPを獲得し、2001年に現役引退するまでリーグ戦184試合に出場し57得点を挙げた。引退後はユーゴスラビア協会会長、セルビアの強豪レッドスター会長を歴任。12日に同職の辞任を表明した。
[ 時事通信 2007年10月14日 20:31 ]