12月16日15時35分配信 ロイター
[ミラノ 15日 ロイター] サッカーのイングランド代表監督に就任したファビオ・カペロ氏(61)は、これがサッカー界での最後の仕事になると語り、困難な職務が待ち受けているとの認識を示した。
カペロ氏は15日、イタリア放送協会に対し「これがキャリアの集大成になる。最高の形で締めくくりたい」とコメント。さらに「いつかイングランド代表監督になれるとは思ってもいなかった。かつて(代表監督の座に)近付いたこともあったが、何も起こらなかった。今回、その夢がかなった」とし、「サッカーが宗教のようにとらえられている国では、これまでとは異なる環境で仕事をすることになる。イングランドでは誰もが、代表チームが勝てない理由を知りたがっている」と語った。
カペロ氏は昨季、レアル・マドリードをスペイン1部リーグ優勝へと導いたが、6月に解任されて以来、イタリア放送協会でコメンテーターを務めていた。同氏はこれまで監督を務めた4クラブすべてを優勝に導いている。