【サンパウロ24日時事】ブラジル・サッカー連盟(CBF)は24日、1994年ワールドカップ(W杯)米国大会で主将として同国を4度目の優勝に導き、Jリーグ1部のジュビロ磐田でも活躍したドゥンガ氏(42)が新たな代表監督に就任すると発表した。
CBFのテイシェイラ会長は声明で「これからセレソン(代表)の変革が始まる。ファンは熱い監督を求めている」と選考理由を述べた。ドゥンガ氏は「選手には、わたしが現役だった時と同じ意欲を持ってほしい。セレソンのシャツを着るためには、熱さ、モチベーション、勝ちへの執念が不可欠だ」と指摘。フル代表と、ユースなど下の世代の指導方針に統一性を持たせ、2010年、14年のW杯を見据えた長期的なチームづくりを進める方針を示した。
ブラジルはドイツ大会で優勝候補の筆頭に挙げられながら準々決勝でフランスに敗北。批判の的になったパレイラ監督が辞任し、後任には鹿島のアウトゥオリ監督らが有力視されていた。
[ 時事通信 7月25日 9:31 ]