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2006年 08月 25日
アヤックスがホームでまさかの敗北 CL本戦を逃す[ スポーツナビ 2006年8月24日 13:31 ] 前半0−0で折り返したときは場内大拍手だった。しかしアヤックスはコペンハーゲンに0−2で敗れ、激しいブーイングの中、ある選手は一目散に更衣室へ走って行き、ある選手はピッチの上に崩れ落ちた。アヤックスはまさかの敗退をホームで喫し、今季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を逃した。 前半は完全にアヤックスペース。13本のシュート、9回の絶好機、そしてコペンハーゲンのシュートは前半ゼロ。コペンハーゲンのボールハンドリングは遅く、アヤックスは簡単にボールを奪っては、決定機の山を築いた。しかしGKが、クロスバーが、ゴールライン上でDFが、アヤックスの強シュートを次々にブロックした。 後半のオープニングチャンスもアヤックスだった。48分、スナイデルのFKはGKがはじき切れず、バーに当たった。アヤックスの攻撃に対し、コペンハーゲンのファウルが増えていった。しかしアヤックスは、前半機能していたフンテラールへ、くさびのボールが入らなくなる。徐々にアヤックスのプレーは緩慢になっていき、前半絶好調だった左サイドバックのエマヌエルソンもミスが目立ち始めた。だが、なんと言っても後半ブレーキになったのが、MFの心臓としてプレーしたマドゥロ。前半はアヤックスのリズミカルな攻撃を作ったが、足を蹴られてから自分のプレーを見失った。 57分、中盤でマドゥロがボールを失い、コペンハーゲンのカウンターをスタムがイエローカード覚悟のファイルで止めるや否や、テン・カーテ監督は選手交代を決断。フェルトンゲンを投入した。 マドゥロだけでなく、チーム全体がトーンダウンした時間帯の59分、アヤックスは守備組織が乱れ、FKからシルベルバウアーのゴールを許してしまった。第1戦は2−1でアヤックスが勝っていたが、このゴールで試合は一気に緊迫感を取り戻した。 4−5−1システムから、57分に4−4−2に変えて勝負を仕掛けたコペンハーゲンは、完全に流れを引き寄せて、カウンターからチャンスを作り出した。アヤックスの左サイドバック、エマヌエルソンが攻め上がってはミスを繰り返し、コペンハーゲンはそのスペースを狙い続けた。 77分、エマヌエルソンが相手陣内でボールを失うと、その裏をコペンハーゲンが突いた。クビストのクロスを、アヤックスのDFフェルマーレンが腰砕けになりながらクリア。しかしフワリと上がったクリアボールはそのままゴールへ吸い込まれるオウンゴールに。このゴールでコペンハーゲンは2−0としただけでなく、2試合合計でもアヤックスを逆転し、チャンピオンズリーグ本戦へ一気に近付いた。 アヤックスは残り時間、4−2−4にしてロングボールで勝負をかけたが、これが大失敗。空中戦でコペンハーゲンの長身選手に勝てるわけがなく、また数的に少ない中盤がセカンドボールを拾えるわけもなかった。 不必要な敗戦を喫し、フェルマーレンも、バベルも、試合後涙を流し続けた。 ——試合後の更衣室はどんな雰囲気だった? オランダ人記者がテン・カーテ監督に尋ねた。答えは短かった。 「想像できるだろう?」 これでアヤックスはUEFAカップに回ることになった。経済的には900万ユーロ(約13億4000万円)の損失だ。 果たしてこれでアヤックスは国内リーグに集中できるか。いや、木曜日に行われるUEFAカップは、日曜日の試合に対して2日間しか休みがない。アウエーゲームは相手チームのレベルが下がる関係で、CLより移動が大変なことが多いし、ピッチ環境も比較的悪いことがある。UEFAカップを戦い続けることは、実は体力と気力の消耗が激しいのだ。 若き才能たちに大きな試練が訪れた。 -Toru Nakata from Holland- サッカー [ スポーツナビ 2006年8月24日 13:31 ] 負けちゃった〜。
by intervalo
| 2006-08-25 02:45
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