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2006年 09月 03日
ブラジルでは戦術とシステムは別のものと考えられている。戦術とは、戦い方である。ゲームにおいていかに相手の弱いところを突き、自分の強いところを出すか。それがブラジルでいう戦術だ。決して自分たちのシステム(フォーメーション)、動き方のパターンのことを意味しない。 ブラジルのサッカー界の重鎮で、ワールドカップ5回(選手、監督、総監督として)制しているザガロも鬼軍曹と言われたドゥンガもあるいは元代表のセザール・サンパイオも口を揃えて「システムは型だが、戦術は型じゃない」と、唾を飛び散らしながら力説する。もちろん彼らだけではない。これはブラジルの常識だ。 ブラジルや欧州の一流クラブでのプレー経験があるカフーが、某討論番組で監督についてとても興味深い発言をしていた。 「欧州の監督というのは、自分の信念とするチームの戦術の型を持っている。その型に当てはまるように選手を配置する。そしてシステムを絶対に変えずに、ポジションごとにしなければならない役割を選手に要求する。要求した以外のことを選手がやろうとすると怒られてしまう。よけいな行動は一切禁止。監督のこういった姿勢は絶対に変えられない」 カフーは苦笑しながらこう話していたのだ。このとき、番組に参加したゲストたちはみな笑っていた。こういう監督はブラジルでは非常にナンセンスだからだ。 各ポジションの最低限の役割などは、今さら監督が言わなくても常識として決まっている。たとえば、こうだ。GKはゴールを守る。DFは守備をする。両サイドバックは守備と攻撃参加。ボランチは相手をマークし、ボールを奪う。攻撃的MFはゲームの組み立てと攻撃。FWはゴールをする。各人に求められるのは、スペースを埋め、相手にボールを取られず、相手がボールを持つときはマークの受け渡しを確認する、ということだ。チームメイトとのコンビネーションは、練習の繰り返しで精度を高める。これがブラジルでのチーム作りの基本だ。そして肝心なのはここからである。監督の仕事は、自分の型を持つことではなく、選手の特長を見極め、それぞれの長所と短所を組み合わせながら一つのチームを作り、相手を研究し、戦い方を決めることなのである。「ブラジルは3大会連続のファイナリストで、うち2回は優勝。この事実だけで、何が正しいかわかるだろう?」ザガロは力強く語っていた。
by intervalo
| 2006-09-03 01:59
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