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2008年 02月 14日
スペインが揺れている。フランク・ライカールトの未来はバルセロナのベンチにはないようだ。監督のシートを自ら確保するには、モスクワで勝利を収めるしかない。それがスペインの専門家たちの見方である。リーグ戦での不振やチーム内にいくつかの問題が発生したこと、そして2006年のチャンピオンズリーグ優勝以降不可解なほどにプレー内容が悪化してしまった。ライカールトの未来はすでに決まってしまったようで、後任について考え始めた方が良さそうだ。
水曜日のスペイン国内における主要メディアは、互いに相反する意見を主張していた。カタルーニャの『デル・ムンド・デポルティボ』紙は最近数日間に行ったアンケートの結果を公表し、10年以上前からアーセナルの監督を務めているアーセン・ベンゲルをカタルーニャに連れてくるという案がクラブ内に生まれていることも明らかにした。しかしアンケートの結果は非常に意外なものだ。サポーターが最も望んでいる監督はベンゲルではなくジョゼ・モリーニョだった。ボビー・ロブソンのアシスタントとしてバルセロナにやって来て、後にチェルシーの監督として戻ってきたモリーニョは、バルセロナの宿敵とも言える存在である。審判のジャッジに関するいくつかの発言のためバルセロナのサポーターに憎まれ、“裏切り者”とも呼ばれた。 しかし3年間ですべてが変わってしまった。サポーターだけではない。マドリーの『マルカ』紙が同じく水曜日に報じた内容によれば、モリーニョこそがライカールトの後任の最有力候補らしい。バルセロナのスタッフは先日のアフリカ・ネーションズカップの際にモリーニョに接触したようで、チキ・ベギリスタイン強化部長はすでにモリーニョの代理人ジョルジュ・メンデスと話をする機会があったようだ。すでに交渉はかなり進んでいるのかもしれない。改革まであと一歩に迫っている。状況を変えられるのはモスクワでの勝利だけだろう。 (C)SPORT [ スポーツナビ 2008年2月14日 12:06 ]
by intervalo
| 2008-02-14 12:06
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